シノケンはアパートだけではない
創業時から特化した不動産投資
シノケングループは、1990年に福岡で株式会社シノハラ建設システムとして創業しています。現在は「土地がなくても、自己資金が少なくてもアパート経営ができる」というキャッチフレーズとCMでアパート経営として有名になっていますが、創業当時から不動産投資を専門に行ってきている会社です。
現在はアパート経営に関しては、会社を設立し、事業譲渡といった形で子会社が業務を行っています。シノケンはグループ企業として、多くの子会社を抱えており、様々な業務を行っています。アパート部門と同様に収益物件としてのワンルームマンションの販売も行っているのですが、また、別の子会社となります。
アパート管理やマンションの管理を行う子会社もあります。そのアパートやマンションの建築を行う建築業者も子会社となっています。アパート販売やマンション販売に関しては、新たに設立した子会社に事業譲渡していますが、建築関連は既存の建築業者の株式を取得して子会社化したものとなっています。
収益物件に関連した事業
アパート経営やワンルームマンションの経営に関連して、エネルギー関連の事業や、LPガスの小売を行っています。基本的には自社で販売したアパートやマンションを対象としているようです。LPガスの小売りを行っている子会社の一部の事業所では、電力の小売りも行っているようです。これは、電気事業法改正により小売りが可能になったためで、通常の契約よりは電気料金がお得になっているようです。安全監視体制もしっかりしているようで、現在までのところ事故の発生もなく、その安全性は高そうです。
国内だけでなく、海外にも進出しています。2006年に中国、2014年にシンガポール、2015年にはインドネシアに進出しており、それらの地域で不動産、建築関連の事業を展開しています。そのため、海外の賃貸物件を日本に居ながら購入・経営することも可能なようです。
ライフケアに関する事業
不動産投資とは異なる事業もシノケンは行っています。ライフケア事業と呼ばれるもので、高齢者向けのサービスを提供しています。シノケンウェルネスが中心となり、株式会社アップルケア、株式会社フレンドが実務を行っています。
アップルケアは、介護を中心に業務を行っており、訪問介護、居宅介護支援、デイサービスを行っています。フレンドは、認知症の高齢者にも対応したグループホームを経営し、共同生活における介護を行っています。
シノケンと言えばアパート経営といったイメージが強いですが、近年になってからですが、こういったライフケアに関する業務も行っているのです。